小さな池の大魚効果

「小さな池の大魚効果」とは心理学上の理論で、個人の学業レベルが同程度である場合、所属している学校の学業レベルの高低が個人の有能感に影響を与える現象のことをいいます。

例えば、個人の学業レベルに対して学業レベルが高い学校へ進学すると、周囲の優秀な人との比較で有能感が徐々に低下し、自分は勉強ができないという自己概念をもってしまう。一方、個人の学業レベルに対して学業レベルが低い学校へ進学すると、周囲との比較で有能感が高まり、勉強に対するモチベーションが上がり成績が良くなるということも。

面白いことに、特に男子の数学については小さな池の大魚効果の影響が大きいという研究結果もあるようです。

まあ、有能かどうかなんて相対的なもので、むしろ自分が優位となる「何か」を見つけることこそ大事な気がします。