バイオマスエネルギー

カーボンニュートラル社会の実現に向けて、自然エネルギーの有効利用が注目されています。

自然エネルギーには、太陽光・風力・地熱といったエネルギーを直接利用する方法と、植物に貯留されたものを間接的に利用する方法とがあります。後者をバイオマスエネルギーといい、植物が太陽エネルギーを利用した光合成によって植物内に蓄積した炭素を利用する方法です。バイオマスとは、bio(生物資源)のmass(量)を表しており、特に木材のバイオマスを木質バイオマスといいます。

現在、ヤナギは有用な木質バイオマスとして注目されています。

カーボンニュートラル

温暖化は、石油や石炭といった化石燃料を燃焼させた際に発生する二酸化炭素の大気中濃度の上昇が一因といわれています。木質バイオマスも燃焼することで二酸化炭素を発生させますが、その二酸化炭素は現在の大気中の二酸化炭素を光合成によって植物が吸収したものなので、木質バイオマスを燃焼しても地球全体でみれば大気中の二酸化炭素は増加しません。

この考えをカーボンニュートラルといいます。(反対に、化石燃料は古代の大気中に存在した二酸化炭素を固定化したものなので、燃焼すると現在の大気中の二酸化炭素は増加してしまうことになります)

木質バイオマスの利用は温暖化抑制にも貢献すると考えられています。

木質バイオマスとしてのヤナギ

ヤナギの挿し木

ヤナギが木質バイオマスに適した植物である理由として次の3点が挙げられます。

・挿し木が容易
・成長が早い
・萌芽更新が旺盛
※萌芽更新とは、伐採樹木の根株から萌芽が生長することをいいます。

参考文献:独立行政法人 森林総合研究所北海道支所「やなぎ畑からの利用-木質バイオマス資源作物の可能性-」

ヤナギを育てよう!

ヤナギは鉢植えでも容易に育てることができます。

挿し木をして、十分に水を与えると、休眠中の芽が萌芽し新しい茎が伸びてきます。挿し木には、比較的若い先端部の方が萌芽しやすいようです。ヤナギは乾燥を嫌うので、十分な水と定期的に化学肥料を与えます。

春から夏にかけて、どんどん成長し葉をつけていきます。冬になると、葉は枯れ落ちて茎だけになりますが枯れているわけではなく休眠状態となっています。春になると休眠中の芽が萌芽し新しい茎が生長してきます。ヤナギを育てるために特別な知識は必要なく、鉢さえあればほとんど日本中で育てることが可能です。

是非、皆さんもヤナギを育ててみてください!
皆でヤナギを育てることで、環境問題に一石を投じることができるかもしれません。

ヤナギを育てる会

カーボンニュートラルの視点に立ったヤナギ栽培者の輪を広げています。

ヤナギ栽培者

KUROSAKI 茨城県つくば市