腕が動く仕組み

並木中等入試問題で”腕が動く仕組みを考察せよ”といった問題がかつて出題されたそうです。
実は『筋肉には縮む力』しかないのです。
その縮む力を利用して腕を動かしているのです。
腕の運動である(i)腕を曲げる (ii)腕を伸ばす について考えてみると

(i) 腕を曲げるとき
上腕二頭筋(上側)の筋肉を縮めて腕を曲げます。
このとき、上腕三頭筋(下側)は緩んでいます。

(ii) 腕を伸ばすとき
上腕三頭筋(下側)の筋肉を縮めて腕を伸ばします。
このとき、上腕二頭筋(上側)の筋肉は緩んでいます。

(i)(ii)より腕には曲げるための筋肉(上腕二頭筋)と伸ばすための筋肉(上腕三頭筋)があり、一方が縮めば片方は緩むといった筋肉が連動して働いているのですね。

したがって、筋トレするときは上腕二頭筋と上腕三頭筋をバランスよく鍛えると良いのかもしれません。