人新世

地球46億年を地層に残り特徴に応じて区分したものを「地質年代」といいます。
世界の人口・肥料の消費量・大気中の二酸化炭素濃度・陸域の生物多様性減少といった指標が人間活動の影響により爆発的に増加したことを、グレート・アクセラレーション(大加速)といいます。グレート・アクセラレーションが起きた1950年以降を人新世とするという考えが現在のところ優勢のようです。
この人新世のモデル地区にカナダのクロフォード湖が選ばれました。(日本では、大分県別府湾が名乗りを上げていましたが選定されませんでした)
つまり、私たちが生きているこの時代は地質年代でいうところの「人新世」なのです。
数万年後の人類が、私たちの時代を人新世と呼んで研究・考察すると考えると感慨深いです。(人類が存続しているかは分かりません)