浪人

近年、大学受験の浪人生が減少しているそうです。
これは現役高校生の大学に入学できる方法が、一般入試の他に、推薦入試やAO入試といった入試方法の多様化が影響しているのかもしれません。

「浪人生」という言葉は、明治中期ごろから使われ始め、当時、旧制高等学校卒業者のうち希望の大学学部学科に進学できなかった過年度生を、旧制高校の制帽に白い線が入っていたことにちなんで「白線浪人」と呼んでいました。やがて、白線がとれ浪人という言葉が一般的になりました。

現在、社会人の働き方も多様化しています。人生のうち、学びたいときにいつでも大学で学ぶことができる。そんな時代が到来すれば、いずれ浪人という言葉も死後となるのかもしれません。